【ミャンマー】ヤンゴンからバガン行きの寝台列車は世界一
日本から親友たちが合流して、急ぎ足でヤンゴン市内観光して、16時の電車に飛び乗った!
ヤンゴン駅は厳かで見応えのある建築で、旅を感じさせてくれる。駅の近くに売店があり、そこでビールとおつまみを買い込む。
なんたって、今日は寝台列車で個室。3年半ぶりに合流した親友たちとの宴に大量のビールはかかせない。
16時出発して到着は翌朝11時。この電車の良いところは、16時と日が暮れる前に出発するので景色を楽しむこともできる。一人27.5USDと値段も激安!
部屋はトイレ付き。エアコンは無かったけど、場所にもよるけど3月中旬は夜は少し寒いくらいだった。
起きている間は、酒盛りしながら景色を楽しんで、寝る時はシートをベッドにセットできる。意外とクッションもフカフカで快眠ができた。
ミャンマーは第二次世界大戦に日本軍が進軍した地であり、例のインパール作戦に向けて進軍した場所だ。ジャングルを抜ける大変な進軍であったと記事で読んでいたから、荒野が続いていて意外だった。
地図で見てみると、ジャングル地帯はもっと北東の方であった。ミャンマーは乾燥地帯も多く存在するようだ。
さて、19時間の長旅を終えてバガン駅に辿り着いた。駅の外に出るなり、お馴染みのトゥクトゥクのお出ましだ。いつもなら値切るところだが、ミャンマー人はそんな値段をふっかけたりはしない。純粋なミャンマー人に値切りもしにくいのだ。
宿でチェックインするなり、まず我々が向かったのはレンタル電気バイク屋さん
1日レンタルで1台約650円。バガンはこれがないと始まらない。バガン遺跡は数千にもなるパゴダ(仏舎利塔)が存在し、小回りの利くバイクは観光にうってつけなのだ。
取り急ぎバイクをレンタルし、早速お昼にした。
さて、観光に出発。いくつかガイドブックに掲載されているパゴダを回ったり、適当にブラブラしていて良さそうなパゴダに入ったり。
夕陽をどこで見ようかと、ブラブラしていると一人のミャンマー人と遭遇した。絵売りのようだ。僕たちを見るなり、僕らが夕陽を見るスポットを探していることを察知して、「いいところがある。ついてきて」とミャンマー人の優しさには自然と吸引力があり、言われたままについて行った。(近くにいた中国人2人組みもついてきた(笑))
そのミャンマー人は本当にシークレットな誰もいないパゴダまで案内してくれた。本当にいい人だ。絵を売りたそうではあるが、かなりあっさりしている。これがまたミャンマー人の良い人ぶりが窺える。
親友が絵を1枚購入。今でも部屋に飾ってあり絵を見るたびに、彼を思い出すそうだ。そうそう、彼の名はモモ。ニックネームだろうか。
我々4人は、西に沈んでいく夕陽をぼぅっと眺めながら、ゆっくりと流れる時間を贅沢に堪能した。
夕陽が落ちたら暗くなる前に、レストランへ。
安いから色んなおかずを頼んで、バガンビールで乾杯。何と贅沢なことだろう。バガンはもちろん、この国には必ずいつか早めに戻って来たいといつも思ってる。壮大な遺跡をレンタルバイクで自由に走って、お気に入りのパゴダで夕陽を気のすむまで眺め、お腹が空いたらレストランで乾杯をする。極めつけに人々は優しく、居心地も良い。そして、激安なのだ。
こんな素晴らしい国に、1年に1回来れたらどんなに幸せだろうか。家族や親友を連れてきたい。
そんな日が来るように、必ず来るように、日々頑張るしかないかな。