明日ちがう屋根の下

夫婦世界一周3年半の旅!73の国と地域へ訪問!大まかな旅路→フィリピン留学→オーストラリアワーホリ→NZからアラスカへ渡り陸路でアルゼンチン最南端ウシュアイアへ→南アフリカから陸路でエチオピア→キルギスから陸路でヨーロッパ→中東→南アジア→東南アジア→中国→韓国→帰国!

マケドニアの世界遺産(文化+自然)オフリドをお散歩(最後は鱒で乾杯)

昨日、念願の焼き魚(鱒など)をたらふく食べて大満足な1日を過ごした僕たち。宿も清潔で落ち着ける雰囲気だし、街全体ののんびりした雰囲気が好きだ。宿のオーナーも優しくて、魚屋のおばちゃまやスーパーの従業員など、親切で笑顔も優しい。宿も安いし、先の予定が無いと沈没しそうな雰囲気がある。(笑)

1週間後にブルガリアのソフィアから飛行機に乗るため、沈没はできない!!とだらけた身体に鞭を打って、さっさと洗濯を済ませ宿を出た。

因みにこれが今回の宿。House Kostski。民家に泊まっている雰囲気があって好きだ。ダブルルーム2泊21ユーロと激安。バルコニーもあるし、冷蔵庫も部屋にある。

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宿から旧市街までは1キロちょっと。オフリド湖沿いを歩いて、世界文化遺産のエリアをだいたい4時間くらいでささっと回ってきた。街を歩いていると、モスクがあったり、ヒジャブイスラム教の女性が顔を覆うスカーフのようなもの)をつけた女性がチラホラいて、ヨーロッパ=キリスト教というイメージがあったので少し違和感を感じていた。

以下写真の中央の塔がある建物はモスクだ。塔が一本なのでスンニ派になるのだろう。

そこで少しマケドニアについて少し触れたいと思う。

マケドニアと聞いて何を想像するだろうか。正直ぼくたちは何もアイデアがなかった。オフリド湖に来たのも、鱒が食べたかったからだ!(笑)

実はオフリドは、世界複合遺産(自然+文化)という世界で28か所しかない複合遺産に登録されている貴重な街だ。約500万年前に形成されたオフリド湖は透明度が高く、美しい色をしている。アルバニアからバスを乗り継いで来た時に、バス停の側に流れている川を見たときに驚いた。川がとても透き通っているのだ。小魚も多いし、子供達はきゃっこら泳いでいた。

そして、古代史の超有名人アレキサンダー大王の古代マケドニア王国の地域の一部でもあるようだ。しかし、この王国はギリシャ人が建てた国で現在のマケドニアに住んでいる人々は、スラブ人で民族は異なるらしい。このことで両国は揉めているくらい、アレキサンダー大王の影響は強い!!(古代ギリシャ人が建てた国ということで知られるマケドニア王国だが、マケドニア人の多くは自分たちが後継者だと思っている。このことでマケドニアギリシャマケドニアの国名で揉めていて、数カ月前に両国はマケドニアから北マケドニアと改名することに合意したとか)

また、インドで病人や貧しい人に生涯をかけて奉仕して、ノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサマケドニアの首都スコピエの出身とのことだ。

オフリドキリル文字(東ヨーロッパ、ロシア、コーサカス、中央アジアでも使われる文字)の発祥の地とも言われていて、湖畔には銅像も発明者たちの銅像もある。

話しは戻るが、なぜ街中にモスクやヒジャブをした女性がいたかというのは、過去数百年間オスマン帝国支配下にあったからだ。このことでキリスト教からイスラム教に改宗し教会がモスクに変わり、オスマン帝国から旧ユーゴスラビアに加盟した際に、また教会に姿を変えたという経緯がある。興味深い国だ。

実際に旧市街には、その過程を経た教会が残っている。

聖ソフィア教会。ここは教会→モスク→教会と姿を変えてきた。(入場料100ディナル≒210円)

聖ソフィア教会から少し丘を上がって出島のような形をしている旧市街の先っぽにいくと、聖ヨヴァン・カネオ教会に着く。背景のオフリド湖とセットで美しい光景だ。

聖ヨヴァン・カネオ教会から山道を登っていくと、サミュエル要塞が見えてくる。(入場料は60ディナル≒126円)

ここからは人口4万人強が住むと言われるオフリドの家々は赤いレンガ色の屋根をしている。暑い日だったが、要塞の見張り台では日陰に入れば、穏やかな風は気持ちがよかった。30分くらいお菓子を食べながら眺めていた。

サミュエル要塞を後にして、各国恒例行事であるポストカード投函のため、ポストオフィスのあるセンターへゆっくり歩いていった。途中には、ローマ劇場にも寄り道。

旧市街は歩いているだけで楽しい。客引きもほとんど無いし、派手さもこの街にはない。のんびり観光するのにもってこいだ。

※客引きはいることにはいる。湖畔を歩いている時に、ボートの客引きから「ヒキコモリー!!!」と10m先から前歯の抜けたオッサンから客引きされた。(笑)どうやらユーチューブを見たらしい。「お前は引き籠りか?」といきなり質問されて、「そうだよ」と言うと、グハグハ笑いながら「マケドニアに来てるってことは引き籠りじゃないよなー!!ボート10ユーロでどうだ?」と切り込んできたので、笑顔で断った。笑

さて、ポストオフィスは旧市街の近くにある。ベーカリーでポストカードに手紙を書く。43ヶ国目で39か国から郵送しているのだ。慣れたもんだ。切手は観光する前に郵便局で買っておいた。あとは、ポストに投函するだけ。

ポストカードをポストに投函するなり、僕たちは顔を見合わせた。「鱒の時間や~!!!」帰り道に昨日と別の店を見つけていたから、今日はそこで鱒を調達!!店員さんもノリが良くて、親切で僕らもにっこり。

香ばしいグリルされた鱒を手に、急いで帰宅!!!笑顔が止まらない。宿のバルコニーで乾杯!!!

激ウマでした。

明日、バスで首都スコピエへ向かいます。またオフリドにはいつか戻ってくると思います。のんびりした風景に優しいひとびと、美しい湖に歴史地区。夕暮れに鱒とビールで乾杯。最高の2日間でした。今日もお付き合いありがとうございました。

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