明日ちがう屋根の下

夫婦世界一周3年半の旅!73の国と地域へ訪問!大まかな旅路→フィリピン留学→オーストラリアワーホリ→NZからアラスカへ渡り陸路でアルゼンチン最南端ウシュアイアへ→南アフリカから陸路でエチオピア→キルギスから陸路でヨーロッパ→中東→南アジア→東南アジア→中国→韓国→帰国!

ヨーロッパで一番若い国【コソヴォ(Kosovo)】

2018年9月2日~4日、僕らはヨーロッパで1番若い国【コソヴォ(Kocovo)2008年セルビアから独立】にやってきた。世界では2番目に新しい国である。1番は南スーダン(2011年)で、3番はモンテネグロ(2006年)だ(こちらもセルビアから独立)。

9月6日にブルガリアの首都ソフィアからベルギー行のフライトのため、あまり時間がなかったが道中で知り合ったバックパッカーに【人がすごく良い!!(フレンドリー)】と聞いて行ってみたくなったのだ。

コソヴォからセルビアへの国境越えは簡単ではないらしい。セルビアコソヴォを国家承認していないため、トラブルになる可能性があるらしい。もし希望の方は、事前によく調べた方が良い。

人の良い、悪い国はどんな国??

今までにも数多くの人々に優しくしてもらってきた。エチオピアでも乗るミニバスごとに次の目的地を案内してくれる人がいた、ウズベキスタンカザフスタントルクメニスタン中央アジアでは友達がすこぶる増えた。イランでは信じられないほどフレンドリーだった。市場のオジサンに家に招待されたり、バスで横に座っていた夫婦から誘われて田舎に泊まろうしたり、街を歩いていると後ろから若者が近づいてきて、ご飯に誘われたり、案内してくれたり。トルコでもミラクルは起きていた。

【人が良い!!】と聞くと、今までの経験上から、イランやトルコで起きたような街中で声かけられて仲良くなる、みたいなことを勝手に想像したりしていた。さて、誰と仲良くなるのだろう。

取り敢えずは、ホステルに向かった。

ODA Hostel(9ユーロ/泊/人 6人部屋ドミトリー 朝食付き)

※南東ヨーロッパにしてはかなり高いが、今までで一番居心地の良いマットレス、相当綺麗な室内で超快適だった!!スタッフも優しいし値段以外に言うことなし!

さて街歩きだ。人の良さをチェックや!!

人の良さ(フレンドリー含む)チェックの方法は心得ている。(悪さも)

【顔を上げて周りをよく見渡しながら歩くこと】

これでだいたいの人の良さが分かる。残念ながら悪さも分かってしまうが。例をあげると、

【人が良い(フレンドリー含む)国】

国名:フィリピン、エル・サルバドル、パラグアイエチオピアタジキスタンウズベキスタンカザフスタントルクメニスタン、イラン、トルコ

例)

・道に迷うとすぐ声かけてくれて、案内してくれる。

・ご飯や家に招待される。(フィリピン、タジキスタンカザフスタントルクメニスタン、イラン、トルコ)

・連絡先を交換する。写真を依頼される。(カザフスタントルクメニスタン、イラン)

【人が悪い国】

国名:ニカラグア(レオンのみ)、ペルー(特に北ペルー)、ボリビア(コパカバナと太陽の島のみ)、ウズベキスタン、イラン(特にアルダビル、アスタラ)、アゼルバイジャン

・チンチョンチャン(東アジア人に対しての差別用語)とあからさまに言われ、笑われる。(イラン、アゼルバイジャン

・通りすがりに聞こえるように中国人と言われる。(ウズベキスタン以外)

・バスのチケットオフィスでさえぼったくってくる。(ボリビア

・レストランでさえもぼったくってくる。(ウズベキスタン、イラン)

どちらにも入っている、ウズベキスタンは人は基本優しい。観光地のレストランは基本ぼったくってきたから、毎回値段をチェックするのが面倒だった。イランは良い人と悪い人の差が天と地ほどあった。感動するほど優しくされたのがイラン。沸騰するほど切れて取り乱したのもイランだ。イランは本当に複雑な気持ちにさせられる国だった。

前段が長くなったが、コソヴォはどうか?宿の近くの広場を歩いてみたが、目が合ったら微笑みを返してくれる人もいたが、話しかけてくる人は一人もいなかった。レストランの店員さんの態度は良かったし、もちろん街で冷やかされることも一度もなかった。うん。こんなものか。期待値が高かった分、少し残念ではあった。

しかし、冷やかされることもなく、店員さんの態度が良いだけでプラスではないか。過去のイラン、アゼルバイジャンでのチンチョンチャン事件を思い出すと、無駄にイラつかずに済むだけで【良い国】と思ってしまうのが、少し残念だが。

それはともかく、街はとても平和そうだった。

若い国と言われているだけあって、広場には5歳前後の子供達がおもちゃの車に乗って走りまわっていた。通りすがる人たちも、言われてみれば若く見える。(顔の濃い地域の人たちは、見た目はアジア人の+10歳くらいなので一見若くは見えないときも多い)

オスマン帝国の影響でイスラム教も多い。モスクもよく見かける。

国民の70%が35歳以下と言われているこの国(国の人口約180万)。そして、約40%の失業率らしい。ホステルのスタッフからは、「街を歩くと仕事が無い人たちが多いからカフェなどにたむろしている人がたくさんいるよ」と聞いていたが、確かにカフェのテラス席でたばこをふかして、数人でだべっている人も多く見受けられた。ホステルの人曰く、失業者の40%の中には日雇い労働者や労働契約をしていない人もいるとのこと。しかし、その信じられない失業率には思えないほど街は平和そうだった。

ペヤ(Peje)へ1日観光!!

首都だけ滞在しても面白くない。コソヴォという国がどのような風景の国なのか見てみたいと思っていたから、バックパッカーの人に紹介してもらったペヤにやってきた。(バスステーションから1時間30分くらい。片道4ユーロ/人)

川はゴミを除けば、綺麗な色をしていた。マケドニアオフリドに比べたら全然だが。

 街を歩いたけど興味深いところは、残念ながらなかった。  

せっかくなので、ペヤのビールを公園で。

街を外れてのんびり散歩していると、モスクがチラホラあった。他のモスクと違って屋根が普通の瓦だ。

街に飲料水がある。これも自然が豊かな証拠だ。

 ペヤの人たち(店員さんも含め)も基本的に優しかった。車の中から小さい可愛い女の子が手を振ってくれた。行のバスの中では隣に座っていたおじいちゃんが日本から来たと知ると、すごい喜んで色々話しかけてくれたし、確かに人が優しい国なのだとは思う。(イランやトルコで考えられないほど優しくされていたので、どうしても比べてしまう)

最終日は、毎回恒例の絵はがきの郵送だ。(訪問した国から可能な限り、実家と祖母の家に郵送している)

毎回思うけど、これを続けてきてよかった。祖母たちはスマホを持っていないし写真を見せたり、世界の情報を直接伝える手段が絵はがきしかないのだ。

郵便局の人も優しくて良かった。

正直コソヴォは見どころがないけど、マケドニアスコピエまで来たら、2時間強でコソヴォの首都プリスティナまで行けるので、ヨーロッパで一番新しい国を見れて良かった。アルバニア人が92%の国で、将来セルビアから独立したらアルバニアと合体するのではないかとも思った。その時は、コソヴォという国がなくなるのかもしれないと思うと、今訪問しておいてよかった。

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