明日ちがう屋根の下

夫婦世界一周3年半の旅!73の国と地域へ訪問!大まかな旅路→フィリピン留学→オーストラリアワーホリ→NZからアラスカへ渡り陸路でアルゼンチン最南端ウシュアイアへ→南アフリカから陸路でエチオピア→キルギスから陸路でヨーロッパ→中東→南アジア→東南アジア→中国→韓国→帰国!

【レンタルバイク】モーターサイクルダイアリーズ@エッラ

エッラでバイクをレンタルすることになった僕たちは、初めてのバイク旅行にワクワク胸を鳴らしていた。翌朝8時、宿のオーナー髭モジャ君が時間通りに僕らの部屋をノックした。

「バイク準備できてるよ」

おー!!時間通りや!!やっぱりスリランカ人も生真面目なのか。好感が持てる。バイクはHeroというメーカーの125cc、見た目はZX風、田舎のヤンキーが好むやつ。

ヘルメットもしっかり2つ用意してくれていた。

ずっと憧れていたツーリング。ドキドキしながら跨り、エンジンをかけると残念なことにガソリンメーターがほぼエンプティを指しているではないか。こうして最初の目的地がガソリンスタンドに決まった。

オーナーにガソリンスタンドの場所を尋ねると「スタンド5Km以上先だから近くのショップに行った方がいい」と場所を教えてくれた。

少し迷いながらも辿り着いた店は工具店のようだった。不安に思いながらもガソリンはあるかと尋ねると裏からガソリンの入ったワインボトルを持ってきた。1本750ml=Rs.190(約114円)を2本購入。スリランカにしては割高だが背に腹は代えられない。ガス欠寸前なのだ。

ドボドボ。ドボボボボボッボ。入れ辛かったみたい。多分50mlくらいは外に漏れてる。

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次の目的地は朝食処。ローカルに人気のこの店に決めた。如何にも安そうな店構え。

定番のライス&カリーとキリテ(ミルクティ)を注文。2人前でRs.590(約354円)。

朝カレーで満腹になったあとは、バイク旅をスタート!!

今回のコースは下のような感じ。合計約100kmを二ケツで観光!

1.Uva Haplewatte Tea Factory

2.Nice Arches Bridge

3.Rawana Waterfall

4.Diyaluma Waterfall

費用は、

・レンタルバイク(125cc):1500ルピー(約900円)

・ガソリン(3.5リットル):726ルピー(約438円)

※工具店で1.5リットル購入 750ml→190ルピー(約114円)×2=1.5リットル→380ルピー(228円)、ガソリンスタンドで2リットル購入 1リットル→123ルピー(約74円)×2=246ルピー(約148円)

※ガソリンスタンドは中心地から約5キロ離れている。僕らが借りたバイクはガソリンのメモリが残り一つだったため、念のため中心地の工具店に行ってガソリン補給した。

最初の目的地はティーファクトリーに向かった。

Halpe Tea(Uva Haplewatte Tea Factory)という茶葉の生産工場を見学。見学ツアー参加料、一人TR.525(約315円)。所要時間はだいたい1時間くらいだったと思う。

この工場で働くオジサンが丁寧に説明してくれる。

茶葉のサンプルがこちらだ。(下の写真)いい茶は若い葉から作られるとのことだ。葉っぱの上の方は古い葉になるので、下の方の若い葉が高品質の良いお茶が出来上がる。その若い葉の中でも4段階に分ける。(その4段階の茶についてはもう少しあとで説明)

気温も良い葉になるかどうかが決まる。ここの茶畑は標高1000mを少し越える場所にある。他の茶畑よりも高い位置になり、良い葉を収穫できる条件となっている。その好条件の立地というのは、涼しい環境であること。暖かくなると葉の質が落ちてしまう。なので、この茶畑でも気温が上がる前の朝一に収穫することで、高品質のお茶を作れるということだ。

お茶の葉の色の違い。機会で仕分けできる。20年前から日本製の仕分け機を使用していたが、現在はドイツ製を使用。(2年前から)

この日は製造ラインがストップしていたので、実際のお茶の製造工程を見ることはできなかったが、実際の製造ラインの前で説明はしてくれた。

ツアーの最後には試飲会がある。

先ほど少し説明した、茶畑の下の方にある若い葉の中でも4段階ある。

一番上の部分の葉:PEKOE(名前の由来はイギリスの植民地時代に、イギリスが中国からお茶の種を持ってきてスリランカでお茶の製造を始めた。その中国で呼ばれていたのがPEKOEだった。)PEKOEが一番味が軽い。色も白色で分かり易い。

二番目に上の部分の葉(一番上をちぎったあと):FBOP 2番目に味が軽い。色は茶色。

三番目に上の部分の葉(二番目に上の部分の葉をちぎったあと):BOPSP PEKOEとFBOPよりも味が濃い。色も2番目よりも濃い茶色

葉っぱの一番下の部分:FFSP 一番味が濃い。色も一番濃い。

お茶の値段は4種類とも一緒だが、個人的にはPIKOEがマイルドで美味しかった。

4つの種類の完成したお茶の葉の違い。

お茶の勉強をした後に向かったのは、Nine Arches Bridge。適当な場所でバイクを停めて、山を下る。

のどかな風景を見ながら歩くのは楽しい。

10分も歩くと線路に出る。線路の上を歩いてNine Arches Bridgeに向かう。

5分も歩けば目的地に着く。別のルートでこの橋まで行く方法が反対側にあると思う。どちらにしてもたいした距離ではないはずだ。

運よく電車が通った。線路の上を歩いて橋に行き、橋を渡ったりするが心配はいらない。電車は15km/hで走り、汽笛を鳴らしながらくるから、汽笛がなったら隅にどけば大丈夫。

帰り道にココナッツを飲む。通常100ルピー(約60円)だが、ここは70ルピー(約42円)だった。新鮮でおいしい。

次の目的地、Diyaluma Waterfallは中心地から約50キロ離れている。バイクがあるとこの距離も難しくはない!低コストで自由自在に動けるバイクは旅の強い味方だ。街を離れるとスリランカらしい山間の綺麗な景観が見えてくる。Diyaluma Waterfallへの道のりは長い山道をかなり降りるため、徐々に気温が上がるのが分かる。

このドッグは数分ずっと僕らを挑発していた・・・(笑)

道中にRawana Waterfallがある。大通り沿いなので、とりあえずパシャ。

先は長いのですぐにバイクを発車。Wellawayaという街を右折してからは、田舎道をひたすら上がっていき、ようやくDiyaluma Waterfallに着いた。こちらも通り沿いにあり、ハイキングなどは必要ない。近くに売店がありアイスを食べて出発。正直、滝が目的地ではなくてエッラの周りの田舎風景を楽しみたかったのだ。(滝の上に上がることもできるらしい。売店の前に座っていた人が誘ってきたが、暗くなる前にエッラに帰る必要があったため断った。)

Diyaluma WaterfallからBeragalaという村までの道はローカル感たっぷりで運転していてとても楽しかった。スリランカの田舎の雰囲気が味わえて満足だ。通りすがる人、バイク、車の運ちゃんもニコっとしてくれるし、クラクションでプップと挨拶される。こちらもププッと挨拶。

Beragalaからは大通りに入り、少し行くと展望台があった。大パノラマだ。天気が良かったら絶景だっただろう。

最後に、この日ランチ、ディナーと2度通った超お勧めのレストランを紹介したい。

Matey Hut

 

こんな美味しいマンゴージュースを飲んだことがあるだろうか。南米やアフリカでいつも市場でぷっりぷりのマンゴーを食べていたので、マンゴージュースもたくさん飲んでいるはずだが、このマンゴージュースは最高だった。380ルピー(約228円)

こちらはパインナップル+マンゴーのジュース。440ルピー(約244円)もちろん美味しいが、マンゴージュースはもっとお勧め。

左がバナナカリー(300ルピー(約180円)、右がオクラカリー(300ルピー(約180円)※左の値段はライスの100ルピー込み。

奥さんは夜もオクラカリー。僕は右のチキンカリーにした。(約500ルピー(約400円)チキンカリーもお勧め!ていうか、全てバナナカリーもオクラも全部美味しい!!

朝8時から夜8時くらいまでフルにバイク旅を楽しんだ。バイクがあると旅の幅が一気に広がった。スリランカではバイクレンタルが簡単にできるので、すごいお勧め!!

以上、モーターサイクルダイアリーズでした・・・翌朝、電車でヌワラエリヤ(Nuwara Eliya)に向かいます。

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