【レンタルバイク】モーターサイクルダイアリーズ~タイ人との珍道中~@ヌワラエリヤ
※2019年1月15日についての記事です。
レンタルバイクでフルに楽しんだエッラから、次はヌワラエリヤ(Nuwara Eliya)に向けて宿を出た。
写真真ん中下にトゥクトゥクがあるが、これは宿で出会ったスペイン人がレンタルしているものだ。その手があったか!彼と話すまでトゥクトゥクをレンタルしてスリランカ中を回るなんて考えてもいなかった。しかし、彼の話しを聞いているとトゥクトゥクはスリランカでこそ楽しさを発揮すると思った。
まず、かなり低コストだ。
・免許証をスリランカ用に登録→30ユーロ(約3740円)
・レンタル費用→1日9ユーロ(約1120円)※彼は20日間レンタルしているので長期割引があったのかもしれない。そこについては聞いていない。
・ガソリン→リットル約123~145ルピー(約74円~87円)。※場所によって異なる。
※金額をユーロと書いているが、実際にはルピーで支払ったと思う。
スリランカは小さい島だが、人口約2120万人、面積は東北地方と同じくらい。街は渋滞が激しくスモッグもすごい。山道は蛇道で狭い道もある。バイクも良いが、雨の日は荷物も考えるとトゥクトゥクはスリランカの旅に打って付けだ。しかも治安も問題なさそうだ。次スリランカに来るときはトゥクトゥクレンタルをしたい!本気でそう思っている。
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ヌワラエリヤには同じ宿で友達になったタイ人と3人でいくことになった。宿主髭モジャ君に電車の駅まで送ってもらい、朝9時20分の電車に乗った。
ヌワラエリヤに電車の駅は無く、ナヌオヤ(Nanu Oya)駅で下車し(12時前ころなので、2時間半かかった)、バスで約30分でヌワラエリヤの中心部へ行ける。(一人30ルピー(約18円))
タイ人のサダユからの提案で今日もバイクを借りることに!宿の受付に問い合わせると、1800ルピー(約1080円)で貸してくれた。※相場は1500ルピー(約900円)だが、今回は少し高いが時間が無いので承諾。それよりもバイクに乗れることにワクワクしている僕らは300ルピー(約180円)の差がどうでもよく感じていた。(笑)
宿も想像以上に良いところで大満足。
Happy Hostel
ダブルルーム(バスルーム付き)2030ルピー(約1218円) Wi-Fi有り(部屋でも繋がらない) 朝食付き
部屋もバスルームも綺麗。
部屋の前に椅子に座れるスペースがある。
長閑な景色がよい。
宿は少し坂を上ったところにある。静かですごい良いところ。また良い宿を見つけられて嬉しい。
朝食はブッフェ。朝からカレーと思うかもしれないが、美味しいから大ありだ!お茶も無料で飲める。(翌日の朝の写真)
さて、お昼2時過ぎで時間も無くなってきているので、まずはサダユ君とお昼ご飯。
もともとトリップアドバイザーで評価の高いレストランに行く予定だったが、開いていなく近くのローカル食堂的な処でお昼をすることに。
HELA BOJUN HALAという処。
スリランカ料理を楽しむのにもってこいの場所だ。ローカルのママたちの手作りだ。
値段も激安。下の二皿とオレンジジュースで180ルピー(約108円)ほど。
スリランカのスイーツ。なかなか美味しい。
もう時間は4時前。目的地を「Lover's falls」という滝に決めて、出発!!
っとその前に、サダユのガス欠寸前のバイクを燃料補給。
かなりデコボコの未塗装の道を進んでようやく滝に着いた!滝にもはや感動はないが、バイクで来ていることが爽快だ。時間の制限はなく自由に行動できる。
滝壺らへんでおいちゃんから当たり前のようにガイドをされて、滝の上までいくことに。これが大変だった!道なき獣道をおいちゃんの助けを借りながら何とか滝の上へ。
「このあとどうやって降りるんだろう・・・」と3人は心配になり始めていた。登ってきて道を引き返して下るのは気が引けた。不安を感じながらもとりあえず写真撮影。
「もっと上に行こう」
おいちゃんは僕たちをどこまで連れて行くのか。
どうやらおいちゃんは、別のルートで下山するつもりらしい。良かった。どうやって下山するのか気になっていた。しかし、もはや道ではない。サダユは靴のまま川へぼちゃん・・・ずぶ濡れだ(笑)おいちゃんはどんどん森の中へと進んでいく。
川を上り終えて道が平坦になったところで、おじちゃんは後ろを向いた。妙に神妙な顔をしている。
「3000ルピー(約1800円)ちょうだい」
この手のガイドは昨日も、滝に行ったときに誘われたからお金を請求してくることは承知していた。でも、まさか3000と言ってくるとは思わなかった・・(笑)結果1500で落ち着いた。お金は下山してから払うことにし、いよいよ下山していくのだが、ほぼ獣道・・僕もサダユも1,2回こけながら何とか下山。(奥さんは運動神経が良いためノー傷だが、蛭に血を吸われてしまった・・笑)
結局1時間以上のトレッキングとなり、もうヘトヘト・・・ようやくバイクを止めたところまで帰ってきた。ふー生きてほぼ無傷で帰ってこれてよかった。奥さんは蛭に血を吸われて、サダユは両足グチョグチョだけど・・
サダユは半そで、半パンで足はグチョグチョだが、よっぽど楽しんだみたいで1000ルピーをオイチャンに渡した。おー太っ腹や。長期旅行の僕らはさっきの約束通り二人で1000を渡した。オイチャンは上機嫌でその場を去っていった。
そのあと、街の中心部らへんにあるグレゴリー湖を少し散歩したが特に興味を惹くところもなく、中心地でMILANOという中華へ。美味しくてボリュームも結構あったけど、お茶を入れても二人で1000ルピー(約600円)くらい。
僕たちは少しサダユの異変に気付いた。滝から生還した時のサダユは「めっちゃ良い経験だったね!!」とすこぶる元気だったが、今は少しつらそうな顔をしている。レストランを出て、お別れの挨拶をするときも何かすぐ帰りたそうな雰囲気で、そそくさとバイクのエンジンをかけて去ってしまった。タイ人は意外とアッサリしているのかなぁ。奥さんとサダユの後ろ姿を見送っていた。
しかし、すぐに僕たちはサダユの恰好を思い出した。半そで、半パン、そしてビショビショの靴。そうだ、サダユは寒かったのだ・・・(笑)
彼がその後風邪を引いてないことを僕たちは祈った。
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