油断禁物！ここは北インド～ジョードプル駅で無礼な店員にブチ切れ～

※２０１９年１月３０日の記事です。

昨夜記事を書いているときに、北インドは人がウザくて有名だけどジョードプルはそんなことは無い。的なことを書いたのだが、残念ながらジョードプルにも「けしからぬインド人」が存在した。

今日は移動日。朝９時３０分のジャイプル行の電車に乗るべくトゥクトゥクで駅に向かった。ジョードプル滞在中は２日間とも晴れ間が続いていたのだが、今日は朝からどんよりした空模様で何か嫌なことが起きる前兆だったのかもしれない。

いつも通り朝寝坊をして、急いで宿をチェックアウトしてトゥクトゥクで駅に向かったため、お腹が空いていた状態で駅に着いた。

朝からビリヤニを食べるのも何だが、電車の出発時刻も迫っていてあまり考える時間も無かったから、適当に目に入ったこのデリに来たのが間違いだった。

野菜ビリヤニには値段がふられていて、１３６ルピー（約２１８円）と札に書いてある。まあ少し高いけどこれでいいか。レジで注文すると、店員のメガネ君が

「１７０ルピー（約２７２円）」とためらいなく言った。ん？？値札に書いてある値段とだいぶ違う・・

「１３６ルピーって書いてあるけど・・・」と当たり前のように質問すると、

「消費税だ」とメガネは当然のように言ってきた。

消費税高すぎやろ！！２０％弱の消費税なんて今までに取られたことがない。でも、良い想い出しか無いジョードプルを最後の最後で汚したくない。ここはもうまんまと騙されよう。たかが５０円くらいの話しだ。その傍ら奥さんは、納得がいかないようすで、メガネに問い質した。

「消費税何パーセントなの？」

メガネは適当な数字を並べている。僕は面倒を避けようと、横から奥さんに「もうちょっとくらいいいよ」とメガネに問い詰めるのをやめさせていたら、

「ビーーーー」

とレシートが出てきたと同時に、奥さんがレシートをインターセプト！！（店員たちはレシートを渡すつもりでなかったため、焦っている）さすが我が嫁！！一瞬のスキを見逃さない！！

証拠を抑えるか！？

奥さんはレシートをじっと見るなり、注文してないグリーンサラダが入っていることに気付いた！！僕らがビリヤニを注文したさい、メガネがレジを打っている時に、隣にいた店員たちが何かメガネに言っている様子だったことを思い出した。勝手に３４ルピーのグリーンサラダを追加していたのだ。これでツジツマが合う。大好きなジョードプルの最後は温和に終わりたい。そう思っていた僕は、まあグリーンサラダがあっても悪くないと前向きに考えて、「いいよグリーンサラダももらおう」と奥さんを説得した。

５分後・・・・・

ビリヤニを受け取った時に中身をチェック。すると、グリーンサラダが無い！！あれだけのやりとりがあった後に、グリーンサラダを入れずに店員たちが平気な顔して渡してきたことに、すごい不快を感じた。どうなっているんだ？

「グリーンサラダは？」奥さんが聞いた時に、僕らを舐めきっている店員が奥さんに向かって、

「グリーンサラダは～～？」とニタニタしながら明らかにバカにして言い返してきた瞬間・・・・もう我慢の限界！！！一気に頭に血が上って、

「お前らが勝手に注文に入れたグリーンサラダはどこかって聞いとんのじゃ！！」

店員たちはさっきまで温厚だった僕の変身具合に焦って、厨房に向かって

「グリーンサラダは？グリーンサラダは？」とアタフタしている姿がみっともない。グリーンサラダは厨房から出てくる様子はない。どうやらグリーンサラダ何て準備もしてなかったのだ・・・本当に舐め腐っている・・・

そもそもグリーンサラダ何て注文するつもりもなかったし、金返せと要求するとレジ係のメガネが「ソーリー、ソーリー」と薄ら笑いを浮かべている。何でメガネはまだ薄笑いなんだ？その笑いは僕を更に逆上させて、胸ぐら掴んでもおかしくないくらい切れていたけど、僕はメガネ君の頬っぺたを軽く「パチパチ」と叩いて「謝れ」と睨むと、メガネはマジな顔になって「ごめんなさい」と焦って３４ルピーを返してきた。

はぁぁぁぁぁ・・・何で最後の最後に切れなければならないのか。切れたからビリヤニがタダになったわけでもない。架空のグリーンサラダ分の３４ルピーを取り返しただけだ。切れ損だ・・僕らの何が悪いというのだろうか？彼らの腐った神経は普通の人にはとうてい理解しがたいものだ。

インド人が信じられなくなった状態で乗った電車は、決して楽しいものではなかった。電車は１０分遅れの９時４０分にジョードプルを発車した。

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さっきの件もあり、周りのインド人に挨拶もする気になれない。むしろ、さっきの腐った店員たちと顔の似ているインド人たちに嫌気もさしたくらいだ。あの店員たちの行いは人の気持ちを悪くする最悪なものだ。次からは少しでもおかしな態度をとる人に会ったら、すぐ避けるべきだと二人で話し合った。

さて、気持ちを切り替えていこう。ジョードプルからジャイプルまではアフリカのサバンナのような光景もあった。まさかスプリングボック（鹿のような形の動物）がインドにいるとは思ってなかったから驚いた。アフリカのサファリぶりに見れて嬉しかった。

塩湖のような土地もあった。インドは本当に色々な景色が見れておもしろい。

電車はジャイプルに５分遅れで到着。

駅を出ると、トゥクトゥクの運ちゃんたちが数人ついてくる。無視して歩き続けると「ヘイ！フィリピーノ！」無視を通していると「俺は知ってるぜ！お前はフィリピーノだよな」と嬉しそうについてくる・・なんやねんこいつ・・日本人だと言うと「日本人か。中森あきな大好きなんだよ！」とまだついてくる。「ナヒーン！！（ヒンドゥー語でNO）」と言うと、「おぉ！！お前好きだよ」とオッサンは笑いながら去っていった。

あぁ何かやっぱり北インドは南インドとは違うな。同じ国なのにここまで人がウザくなるなんて・・・