この国にはいつか必ず戻ってくると思う【ヌワラエリヤ→キャンディ→国際空港までの移動情報あり】
2日間のレンタルバイクも終わり、スリランカ最後の宿泊地となるキャンディへと向かう。
大通りから電車の駅があるナヌオヤ(Nanu Oya)までローカルバスで30分。(一人15ルピー(約9円)
少しでも青空が見えると景色が生える。長閑な風景だ。
自由席だが二等席を購入。(210ルピー(約126円)12時2分の電車だが、40分ほど遅れてきた。2時間半くらいでキャンディに着いた。
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キャンディの中心地でフルーツサラダ(お気に入りのスイーツ)120ルピー(約72円)を食べて帰宅。(キャンディの宿は家のように居心地が良い)
トゥクトゥクで宿に帰ると、満面の笑みでフェルナンドが出迎えてくれた。「帰ってきた」そんな安堵感がこの宿にはあるのだから、僕たちはそうとうこの宿が好きなのだろう。フェルナンドの人柄、広いコミュニティプレース、気持ちの良い風が入るテラス、広々とした部屋にバスルーム。美味しい夜ご飯が食べられるデリもすぐ下の階で注文できる。完璧な宿だ。
※宿については、こちらで詳しく書いてます。
宿にはロシア人のカップルと中国人の女の子(アンジェラ)が一人宿泊していて、アンジェラとは色々な話しをした。中国ではバックパッカーのように公共の交通機関を利用して、ホステルに泊まるようなことをする人は稀で、ほとんどの人は現地のドライバーを雇って個別で回るらしい。アンジェラはそういう内輪だけの旅が好きじゃなく、現地の人や他の旅人と触れ合いながら旅をする方が好きで、今回も一人旅をしている。(前回はトルコに行っていた)
僕たちは3年間の旅で、中国人バックパッカーを5人くらいしか会ったことがない。それ以外はグループツアーや個別手配の旅行の人たちだった。人口が14、5億人いる中国人のバックパッカーが流行りだしたら、もう世界中のホステルに中国人が溢れるに違いない。
夜ご飯はいつも通り、レッドスパイスでチキンカリー、ココナッツカリー。全然飽きない。
スリランカ最終夜に乾杯!
アンジェラは僕ら夫婦のことを気に入ってくれたらしく、常に僕らに話しかけてくる。これが本当に終わることが無く、ホステルで会ってから別れるまでほとんど喋りっぱなしだった。奥さんが席を移動するとアンジェラも奥さんを追いかけるように隣に座りずっと喋っている。ポストカードを書いているときも、横からずっと何か話している。(笑)外国人と触れ合うのが本当に楽しいのだろう。もしくはよっぽど気に入ってくれたようだ。(笑)
こちらも中国人と友達になれて嬉しい。世界中を旅していてアジア人のパックパッカーは日本人と韓国人がほとんどで他はドイツ、フランス、イギリスなどのヨーロッパ人ばかりで飽きも正直あったのだ。
スリランカ最後のレストランは宿の近くに決めた。宿主フェルナンドから紹介してもらったからだ。
レストランASIRI。兄弟経営でフェルナンドから弟の店が良いと言われ、奥の方の弟の店に行った。
フレンドリーな店主で、外国人が来たら超絶辛いナインミリスというチリを食べさせて辛さに悲鳴を上げる姿を見て楽しんでいるらしい。今回も店主は喜んでナインミリスを持ってきた。
僕らはおそるおそるチリを小さくちぎって食べてみた。あれ??あまり辛くない・・・・・・・・・・・・!!!!!!
辛さは徐々に徐々に口の中に燃えるように増していく・・辛い!!!!僕がヨーグルトを食べようとすると、ダメ!と店主。熱い水を持ってきて僕らにすすめた。チリの辛さは熱い水を口に含み、グチュグチュするのがいいとのことだ。
僕は汗を吹き出しながら言われたとおり熱い水を何度か口に含み、口の中をグチュグチュしていた。しかし、次第に左鼻の内部が燃えるようにヒリヒリし始めた・・・・チリを触った手で垂れそうな鼻水を拭いてしまったのだ・・このチリの力は恐ろしい。鼻の感覚がなくなり、麻酔したような感じになった。奥さんやアンジェラも辛さにやられて、途中でご飯が食べられなくなってしまった・・・店主は相変わらず喜んでいる・・スリランカのチリ ナインミリスは人生で一番辛かった。インドにもあるらしいから要注意だ。アンジェラはこの時ばかりは静かだった。(笑)
因みにレストランASIRIはブッフェ方式だった。チキン、野菜カリー↓220ルピー(約126円)と激安。しかも食べ放題。
せっかくの美味しいご飯もあのチリのせいで、台無しではあるが・・(笑)
喜ぶ店主とは裏腹に僕らはヒーハー言いながら宿に帰り、フェルナンドにチリの話しをすると、スリランカ人もほとんど食べないと痛々しそうな顔をしてみせた。でも、ある意味最後にいいお土産になったかもしれない。スリランカのチリは世界最強なのかもしれない。このブログを見て、スリランカに行くチャンスがある人は是非チャレンジしてほしい。ナインミリス。シンハラ語でコブラのチリという意味らしい。
そしていよいよスリランカを出る時がやってきた。フェルナンド、アンジェラとお別れを告げ、トゥクトゥクでポストオフィスへ行き、毎国恒例のポストカードを投函。
ローカルバスでキャンディから二ガンボ近くのBandaranaike国際空港へ。(175ルピー(約105円)約3.5時間~4時間の長い道のりだ。バス代めちゃ安いが・・・
もともとの予定ではスリランカに来る予定はなかったほど、ノーマークだったこの国。パレスチナ、イスラエルに滞在していた時に、朝一のニュースで次の目的地だったエジプトカイロで爆弾テロがあったことを知りエジプト渡航を中止し、その代わりにスリランカに来ることになったのだ。
スリランカがこんなに良い国だったとは予想していなかった。美しい自然や美味しいカレー、物価の安さや治安も良い。そして何より人が優しくてフレンドリーなところが一番好きだ。将来必ず戻ってきて、トゥクトゥクを借りて島全体を観光してみたい。キャンディのフェルナンドの宿に泊まって、またのんびりしたいと思う。
こうして僕らは、久しぶりに帰ってきたアジアの最初の国スリランカの旅を終え、次の目的地インド、チェンナイへ飛行機で向かっていったのだ。
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