明日ちがう屋根の下

夫婦世界一周3年半の旅!73の国と地域へ訪問!大まかな旅路→フィリピン留学→オーストラリアワーホリ→NZからアラスカへ渡り陸路でアルゼンチン最南端ウシュアイアへ→南アフリカから陸路でエチオピア→キルギスから陸路でヨーロッパ→中東→南アジア→東南アジア→中国→韓国→帰国!

ブッダの歯が眠る神聖な街【キャンディ】

コロンボから電車で約3時間半(350ルピー(約210円)※セカンドクラス(ファン付)。仏教徒の神聖な街、キャンディに着いた。

(2019年1月8日)電車から見える景色はジャングルのような亜熱帯地域の景観だった。コロンボとキャンディの間に大きい街はなく、昔学生時代に乗ったマレー鉄道(タイ バンコクからマレーシアまで)の景色に似ていた。やっぱりアジアに来たんだとぽけーっと車窓から見えるジャングルやどこからかモクモクと上がる煙や、匂いを嗅ぐたびに感じていた。

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駅のホームから地元民や欧米の観光客とともに外へずらずらと出ると、予想通りタクシーやトゥクトゥクが多く並んでいたが、コロンボの時どうよう、客引きが大人しい。話しは脱線するが、過去3年間の旅路で思い出す限りのウっざーーーい客引きは、

グアテマラ(中米) フローレス(マヤ遺跡ティカルの近くの街)

ザンビア(アフリカ) リビングストン(ビクトリアの滝のある街)、ルサカ(首都)

タンザニア(アフリカ) モシ(キリマンジャロの近くの街)

恐らくこの後に行くインドも上位にくるだろう。(苦)話しを戻すが、スリランカ人は大人しい、人懐っこい、優しいと旅人に優しい国なことが分かった。

今回の宿は約3キロほど中心地から離れているところを予約したから、トゥクトゥクで行くことに。ドライバーのスランダさんは営業熱心。途中でトゥクトゥクを停めては、明日チャーターはどうかと勧めてくる。ノートを取り出して過去のお客さんからのコメントを見せてくれた。日本人のもあり、何回も見せてくれたが丁重に断った。半日くらいのチャーターになると思うが、2000ルピー(約1200円)は安いと思う。最終的に、象に触れる場所へ行かないのであれば、1500ルピー(約900円)でいいと言う。

給料の話しになるが、今までいくつかの国で給料を聞く機会があったが、低さに驚かされる。エチオピアでは学校の先生が月収12000円、イランの学校の先生も15000円程度、モロッコの平均月収が20000円程度、UAEアラブ首長国連邦)の出稼ぎ労働者(主に建築・土木)20000円程度など、現地の物価を省みても考えられない数値を聞いた時、内心焦った。旅行中に幾度となく、日本での給料について聞かれたことはあったが、極力回答を濁してきた。また、こちらからは聞かなかった。(聞けなかった)反応に困るし、敢えてショックを与えたくはなかった。日本で給料の話しをしないのは常識だが、外国人だからということで躊躇い無しに聞いてくる人も中には結構いる。

スリランカの物価の安さはかなりのものだ。その反面、観光名所への入場料などはかなり高めだが。

さて、宿に無事に着いた。宿はコロンボで同じドミトリーだったイギリス人のおいちゃんから大絶賛された。今までで一番快適だった宿!!と言われて、そこまで言われるならと少し不便な立地だが予約した。階段を上がり宿に入ると、すぐに彼の言っていることが理解できた。綺麗で広い。ドミトリーも蚊帳付きで、トイレ、シャワー室も綺麗で広い!極めつけに他の客がいなくプライベートルーム化した。もう言う事なし。宿のオーナーのフェルナンドも優しく、面倒見が良い。沈没危険・・

更に、お勧めの理由がある。宿の下はスーパーマーケット、八百屋、お肉屋、デリ(スリランカ料理など)があり、何でもある。そして、完全なローカルな立地のため、安い!!

以下写真がレッドスパイスというデリ。

チキンカレー、野菜カレーとたっぷりのお米でなんと、200ルピー(約120円)※プラスチックバッグにカレーを入れてくれて、ライスは箱に入れてくれた。写真の量が2皿分。

宿は、Hiranya Mountain View Hostelというオープンしてまだ8ヵ月ほど。ドミトリーで7USD。(支払はルピーだが、USDでも払えると言われた)キャンディで中心地の喧騒を避けたい人は、是非この宿をお勧めしたい。

それでは、そろそろ今回のタイトルの内容に戻りたいと思う。キャンディはブッダがインドで火葬された時に残った歯が大切に保管されている仏教徒の神聖な街で知られている。

今日最初に訪れたのは、Bahirawakanda Viharaという白い巨大の仏像を見にいった。宿からトゥクトゥクで300ルピー(約180円)仏像・・でかい。

寺院の中にはもちろん僧侶がいる。なぜか凧を上げている。

そして次は、この街の最大名所である仏歯(ブッダの歯)が保管されている寺院(Temple of the Tooth) に向かうが、1日に3回(朝5時30分、9時30分、夕方18時30分)伝説の歯が保管されている部屋を覗くことができて、まれに歯を見ることができるらしい・・いつも運が良い僕たちは少し期待しながらキャンディの街を歩いて時間を潰した。

中心地を歩いていると、大きな市場がありその中に一つレストランがあり、そこでランチ。

お決まりのビリヤニとピラフみたいなものをチョイス。ビリヤニはバナナの葉に包まれている。

周りの地元の人たちが美味しそうに以下写真のエッグホッパー(名前が合っているか自信はない)を食べていたので、衝動的に頼んだ。悪くなかった。

エッグホッパーは人気のようだ。

ご飯を食べたら、お決まりのチャイ。

僕はキリテ(ミルクティー)を頼んだ。コロンボでの失敗を活かして、店員に「ノーシュガー」を強調。コロンボで飲んだものと色が全然違う!!これがミルクティーの通常の色だよね??(笑)

コロンボのキリテ(ミルクティー)こちら。これただのミルクにもっさりシュガー入っているだけだったのか・・・

コロンボのキリテと違って普通のミルクティーを味わっていると、オジサンから「こんにちわ」と言われ振り返ると、さっきのレストランの時に話したオジサンだった。どうやら、オジサンは社長らしくて、キャンディに3店舗あるらしい。市場のレストランと仏歯寺院の前のカフェと近くにパン屋さんもあるらしい。日本にもオフィスがある?ということで、日本に何度も行ったことがあり、富士山も登ったことがあるとのことだ。

日本に繋がりがある人がたまに話しかけてくれてるのは、とても楽しいひと時だ。

さて、夕刻に近づいてきたので仏歯寺院へ。入口付近でお供えの花を買い(200ルピー※寄付と言われたので金額は自由)入場。(入場料は1500ルピー(約900円)お供えは中でも買える。(100ルピー)

すごい観光客の数だ。

信者もたくさんいる。仏歯の保管されている部屋の前で信者が熱心にお祈りしている。東アジアからの信者もいて、熱心にお祈りしていたが、祈り方が違った。立ったり、土下座のように額を床につけたりとイスラム教徒の祈り方に似ていた。僕たちも信者たちの近くに座って、瞑想にふけったりお祈りしたりしていた。

以下の写真の奥に見える小さい扉の中が仏歯の部屋だ。黄金色の装飾は見応えがある。6時頃には仏歯の部屋を見ようと、行列ができて、1階まで続いていた。夕刻6時30分に部屋が空いたのか、徐々に列は前進し我々も部屋を覗くことができた。

部屋の奥に7重の金製の豪華な箱があり、その中の一番小さい箱の中に入っているらしいが、それを見ることは今回はできなかた。行列ができているので、お供えの花を部屋の中にいる人に渡して、一瞬だけお祈りした。

世界旅行中に仏教寺院に来たのは今日が初めてのことだった。アジアを最後に残していたことが理由ではあるが、街中のいたるところにある仏像やバスやトゥクトゥクの運転席の近くになにかしらブッダの置き物、仏教のなにかしらのものが目に入るのがすごい新鮮だと思った。今までの3年間。フィリピンから始まり、オセアニアアメリカ大陸、アフリカ大陸、中央アジア、ヨーロッパ、中東と世界はキリスト・イスラム教で塗り潰されていた。これから飽きるほど、寺院をみることになるかもしれないが、世界が2つの巨大な宗教に染まってないことが分かって、何か心の中でホッとしたような、そんな感情がなぜか出てきたのは自分でも不思議なことだ。

僕たちお気に入りのキャンディを明日も、のんびり観光しようと思う。

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