明日ちがう屋根の下

夫婦世界一周3年半の旅!73の国と地域へ訪問!大まかな旅路→フィリピン留学→オーストラリアワーホリ→NZからアラスカへ渡り陸路でアルゼンチン最南端ウシュアイアへ→南アフリカから陸路でエチオピア→キルギスから陸路でヨーロッパ→中東→南アジア→東南アジア→中国→韓国→帰国!

南から北へ約2500kmの旅~亜熱帯から砂漠の乾燥地帯へ~【列車+バス ジョードプル宿情報】

※1月25日夜~27日夜までの丸まる2日間かけてコチ(コーチンとも言う)→ジョードプルまでの移動の内容です。

パックパッカーの旅をしていると、とてつもなく長い距離を移動する時がある。2017年6月にはカナダで約6000キロを約85時間かけてバスで横断した時は本気で辛かった。世界最南端の街ウシュアイアから南アフリカケープタウンまでの飛行機の移動も長かった・・・そして今回は南インドから北インドへ一気に約46時間(電車とバスの乗り継ぎの時間を含める)で2500キロ北上した。

  1. 寝台列車】コチ(コーチンとも言う)→バドダラ 約26時間
  2. 【バス】バドダラ→ジョードプル 約12時間

世界一周ブログランキングに参加しました。宜しければクリックお願いします。1日1回順位に反映されます。

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

駅のホーム。22時を過ぎているがかなり賑わっている。

一応待合室もある。コンセントがあり充電ができる。難点は蚊が多い。

22時40分に時間通りに電車は発車!!インドすごいぞ!!

こちらが車内。エアコン付きの3Aというチケットで良かった。エアコン付きで快適。SL(スリーパー)と違い、ベッドシーツ、枕、毛布をもらえる。

乗ってから知ったが、3Aのチケットは食事付きだった。朝はオムレツとチャパティ、昼、夜は下の写真のようなカレーとチャパティにヨーグルトなどたっぷり。ご飯のお替りもある。チャイ、ラッサム(スープのようなもの)、スナック、サモサなども間食として出てくる。十分過ぎるほどの内容で常に満腹。チケットは一人3570ルピー(約5712円)とSL(スリーパー)に比べて6,7倍するが価値はあった。 

約40分遅れの夜中12時45分にバドダラ駅に到着。多少疲れたが基本寝ていたので、寝疲れといったところだ。    

駅近くのホテルを探したが、多くのホテルが満室・・・6,7件目でようやく部屋を確保。ホテルアルファというビジネスホテル的な宿で、朝2時から朝6時までの4時間から滞在しないと伝え、1400から1000ルピー(約1600円)にまけてもらった。それでも高いな・・・部屋は綺麗で仮眠はできたので良しとしよう。でもシャワーはコールドだった!!

朝6時前、バス乗り場へ向かうため宿を出ると牛様たちがのんびり散歩している。インドのウシは自由で幸せそうだ。

ここでトラブル発生!!!

今回Travelyaariというインドで唯一外国人が利用できるウェブサイト(他のインドのウェブサイトはインド人用のクレジットカードでしか決済ができない)で予約したのだが、バス乗り場がトゥクトゥクの運転手も分からない!!

今回のバス乗り場は「Baba Ramdev Hotel, Zabuva naka」というホテルの前とチケットに書いてあるが、トゥクトゥクの運ちゃんが色々な人に聞いて探したが、一向に的を得ない。時間は既に発車時刻5分前の6時40分。Travelyaariに電話するとバス会社のSRSトラベルの電話番号に架けるように言われ、電話を架けるがインド人の英語はすごく聞き取りずらい・・トゥクトゥクの運ちゃんに代わってもらうが、トゥクトゥクの運ちゃんが英語を喋れない・・・たまたま近くに英語の話せるインド人が歩いてきたので、通訳してもらうと30分~1時間後に向かいの通りにバスは来ると言う・・・

反対側車線の歩道でトゥクトゥクから降りてしばらく待つが、不安になりSRSトラベルに念のため電話をするとバスは遅れていて、30分後に来るからそこの大通りで待つように言われたが、1時間経ってもバスは来ない。

そんな中、ウシ様たちはのんびり大通りを歩いてる。のんきでいいなぁ・・・

もう一度SRSトラベルに電話すると、また30分以内にバスは来ると言う。そもそもバス乗り場のホテルの前ではなくて、何もない大通りの横の歩道にいるけど大丈夫なのかと聞くと、ここはバンガロール事業所だから最寄りの事業所に架けるように番号を伝えられた。本当にバスは来るのだろうか・・・

その番号に架けると、SRSトラベルのオジサンから

「どこにいる?バスは20分でバドダラに着く」

と言われたあとに、何か言っているが全然聞き取れない。インド人の英語は本当に聞き取るのが難しい・・・オジサンはタクシーがどうのこうの言っている。タクシーでバス乗り場まで行くのか?と聞くと、何か違うようなことを言っているが聞き取れない・・・

周りを見渡すと、トゥクトゥクが何台か近くにいる。あっっ!!!そうか、僕らがどこにいるのかトゥクトゥク(タクシー)の運ちゃんに電話を代わって聞きたかったのだ!!そんな簡単なことが分からなかった・・・英語にはある程度自信があるのだが、インド人の英語はかなりハードルが高いことが分かった・・・

トゥクトゥクの運ちゃんに電話を代わると速攻解決。やっぱり、この何の目印も無い大通りにSRSトラベルのバスが来るとのことだ。

2、30分後、無事にバスはやってきた!!ふ~・・・安堵感でいっぱいだった。結局バスは6時45分発の予定のバスが8時45分の2時間遅れだ。今回はバスが遅れたお陰で無事に乗車できた。

※下の写真はお昼休憩中の時に撮影。

安堵感と長距離移動の疲れでバスに乗りなり爆睡。シートは160°くらいに倒れ悪くはなかった。因みにこのバスはセミスリーパーの席だが、インドにはスリーパーの席のバスもある。ベッドタイプだからよく寝れるはずだが、ルートによってはかなり揺れるらしい。

お昼12時30分頃にランチタイム。

毎度おなじみの野菜ビリヤニ、野菜チャーハン、バターナン・・飽きないのか?と言われそうだが安いオプションの割に腹にたまるし、まあまあ美味しいから仕方ない。

しかし、ビリヤニの色(下の写真の右側のオレンジのような色のライス)を見て思った。北インドビリヤニは色がまるで違う・・・そして味もだいぶ濃い!!そして辛い!!まだこの店だけで判断はできないが、だいぶ味が変わった。地球の歩き方にも書いてあるが、南北で味がだいぶ変わるらしく南インドの方が日本人の舌に合うらしい。

こちらがバターミルク。味はヨーグルトに近い。周りのインド人が99%飲んでたから追加で注文。辛いビリヤニにはちょうど良いマイルドな味。

19時35分、バスはようやくジャイプルに着いた。中心地ではなく5,6キロ僕らの宿がある旧市街まで離れていた。バスを降りるなり、トゥクトゥクの運ちゃんが「コリア(韓国人)~??」慣れ慣れしく近づいてきた。住所を見せると・・・

「ん~300!!」とタヌキみたいなオジサンの運ちゃん。

高いわ!!!

しかもなにその、ん~って!!!もってるのバレバレ。

南インドトゥクトゥクの料金表を他の日本人の旅行者から入手していて、5キロで55ルピー(約88円)と書いてある。(カニャクマリのトゥクトゥクの車内に書いてあったもの)アレッピーでトゥクトゥク乗った時に、その料金表を見せると古いやつだと言われ、新しい料金表では5キロで80ルピー(約128円)と言われていたこともあり、少しぼられても100が良いとこだと思っていたのだ。北インドに入って、ぼったくり度が大幅に変わってきた・・ビリヤニも濃くなったが人も濃くなった・・・

「自分で探すよ」とその場を離れ、大通りで流しのトゥクトゥクを捕まえたら、また別のタヌキみないなオジサンが住所を見るなり、

「ん~400!!そこは旧市街でめっちゃ遠いで」

無視して別のを探そうとすると、さっきのバス降りた時に300と言ったオジサンが現れて、「200は?」と言われた瞬間に「150」と言うと、「わかった」と首を横に振っている。インドではYESNOの時も首を横に振るので面白い。(スリランカも同じ)でも首の振り方が少し違う。YESの時は少しリズムよく振るのだ。それと小刻みなのも特徴だ。まぎらわしいYESだ・・・(笑)

トゥクトゥクは新市街的な大きな街を抜けて、新市街よりもさらに雑多な旧市街へと入っていき、迷路みたいな道を人やバイク、トゥクトゥクを交わしながらクラクションを常に鳴らしながら走っていく。ようやく、宿の近くに着いた。

宿は小高い場所にあり、トゥクトゥクを降りれから迷路のような更に上がったところにあった。この宿が大当たりだ。

バプヤム・ヘリテージゲストハウス(Bhavyam Heritage Guest House)

宿賃:648ルピー(約1037円)/泊(ブッキングドットコムのジーニアス会員割引後)ダブルベッド、バスルーム付き(ホットシャワー)、Wi-Fi(遅い)、テラス(景色抜群)、テラスにレストラン有り、キッチン無し

宿は下の写真の真ん中奥の白い建物。

部屋は広々していて快適。とても綺麗。

コスパ抜群!

※1月29日テラスからの写真追加。

テラスからメヘラーンガル砦がどでかく見える!

視界も抜群に広い。

見晴らしが良くて気持ちが良い。

 

宿のコスパは最高!!レストランはどうでしょう!?宿の近くのレストランへIN!

メニューを見てがっくり。高い・・貧乏バックパッカーはまたいつもの野菜チャーハン、スープ、マサラパパド、マサラチャイで340ルピー(約544円)にティップ20ルピーを支払った。(インドに来てまだティップを払うタイミングはなかったが、今回は会計時にサービス料金はレシートの金額に含まれてないと念押しされたので、20ルピーだけ置いていった。)

宿は最高だが、レストランの食事は高い上に大したことはなかった。

しかし長旅で疲れた・・・南インドの亜熱帯エリアから一気にタール砂漠の入口のカラッカラの乾燥地帯に来た。夜はすごい寒く半そで一枚で過ごしていた2日前から一転してウルトラライトダウンにマウンテンパーカーを着ている。蚊もほとんど見ない。2500キロ北上したことを改めて実感したのだった。

世界一周ブログランキングに参加しました。宜しければクリックお願いします。1日1回順位に反映されます。

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村