明日ちがう屋根の下

夫婦世界一周3年半の旅!73の国と地域へ訪問!大まかな旅路→フィリピン留学→オーストラリアワーホリ→NZからアラスカへ渡り陸路でアルゼンチン最南端ウシュアイアへ→南アフリカから陸路でエチオピア→キルギスから陸路でヨーロッパ→中東→南アジア→東南アジア→中国→韓国→帰国!

方向転換

2012年12月9日の石田さんの講演会で、自転車世界一周を決断した僕はまず貯蓄を始めた。と言っても何ら特別なことはしていない。水筒を持参し、散髪をQBハウスに変え、財形の金額を増やすなど些細なことだ。自分の給料と向き合って、目標の550万円を貯めるのに、3年かかることが分かった。そうなると旅に出るのは2016年1月からとなる。僕も石田さんと同じようにアラスカからスタートしたいと思っていたので、1月のアラスカは真冬で無理。それなら、初夏にしよう。ということで2016年7月頃に出国を目標にした。貯蓄にあたり一つ後悔がある。親友の結婚式を断ったことだ。行くべきだった。夢の為には犠牲はつきものと思い、予算にあたり友人の結婚式を断ることに決めていた。極端な私は、決めたことに融通が利かなかった。

そして、貯金以上に重要なことがあった。当時、まだ結婚はしていなかったが、結婚を予定している(自分で勝手に思っていた)パートナーがいる。旅を了承してくれるだろうか。数年間、帰国を待ってくれるだろうか。バカなことを言うなと一蹴されるのは想像に難くない。数ヶ月経ったある日、恐る恐る聞いてみた。想定通り、一蹴され険悪なムードとなった。日を改め、今度は一緒にチャリで一緒に行こうと誘った。ちょうどその頃、YOUTUBEでタンデムチャリ(二人乗り)で世界一周した夫婦の映像を発見したのがきっかけだ。(笑) 結論は出ないまま、また仕事に忙殺され、月日が流れるように過ぎていく。肝心の結論とは裏腹に、貯金は順調に貯まっていく。1年くらいが過ぎたときだったか、この状況下で一人で旅にでることが不可能な気がしてきた。それこそ、パートナーを失い後悔することとなる。後悔しない選択をするためには、どうすべきか。答えはパートナーの方から出た。自転車ではなく、公共の交通機関を利用しての世界一周ではダメなのか?それなら一緒に来ると言うのだ。聞いてみると、パートナーも昔から世界一周が夢だったらしい。今更知ったのかと言われるかもしれないが、本当にその時初めて知った。一度決めたことに頑固な僕は、自転車以外の旅は自分のスタイルではないと思っていたが、その言葉はハッキリ言って最大の解決策だったし、何よりも一番は大きかったのはパートナーがスタイルは違えど、同じ夢を持っていたことが素直にうれしかった。それに壮大な世界一周を共感できるのが、奥さんなんて、そんなに幸せなことはない。将来ずっと想い出を共有できるのだから。こうして、我々夫婦は世界一周を決断した。2014年春、こうして二人の世界一周ストーリーは幕を開けた。

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