明日ちがう屋根の下

夫婦世界一周3年半の旅!73の国と地域へ訪問!大まかな旅路→フィリピン留学→オーストラリアワーホリ→NZからアラスカへ渡り陸路でアルゼンチン最南端ウシュアイアへ→南アフリカから陸路でエチオピア→キルギスから陸路でヨーロッパ→中東→南アジア→東南アジア→中国→韓国→帰国!

休日の過ごし方~フィリピン英語留学~

我々が通った語学学校は土日、祝日は完全休みだった。平日は語学学校に缶詰のため、外出は全く認められない。5日間学校の中で過ごすのだ。しかも宿題も多い為、自由時間などほぼ皆無。したがって、金曜はTGIF(Thanks God, It's Friday)と先生達と喜ぶのが日常だった。とにかく、生徒、先生含め週末が待ち遠しいのだ。我々夫婦は、世界一周前に遊びなど必要ないと、土日も勉強、禁酒、節金で外食は学校近くの安い大衆食堂と極端に質素な生活をしていたが、44日間の禁酒で我慢の限界が来た。(笑) 事実、土日の1日を勉強、1日を遊びに時間を使う方がメリハリはあって、集中力も増すのは確かかもしれない。我々の主な休日の過ごし方を大まかに紹介したいと思う。

SMモール

バギオで最大のショッピングモール。ダウンタウンの丘の上にそびえ立っている。ここに行けば何でも揃うし、映画も見れる。(英語の映画は英語音声、字幕無し。フィリピンの映画はタガログ語)そして、生徒、先生に遭遇することもしばしば。

日用品からお土産、携帯、パソコン、レストラン、美容室、靴の修理まで何でもある。しかし、若干値段は高め。高台なので見晴らしもいい。

町中にはセカンドハンド(中古)の店が数多くあるのと、中国系のチョンサンデパートなどがあるので、SMモールとその他で購入するモノを分ければいいかと思う。例えば、我々は携帯をチョンサンモールで買ったのだが、保証対象はフィリピンのみだった。SMモールで買えば、1,000円高いがワールドワイドの保証なのだ。我々は特に保証は気にしなかったので、チョンサンで購入したが一長一短ある。だが、保証などがつかない一般的なものは、チョンサンの方がお得なのは間違いない。その他、SMモールの嬉しいことは、靴やバッグの修理屋さんがあることだ。僕はバスケットシューズ、ランニングシューズを直してもらった。どちらもソールが取れたり、サイドが破けたりと損傷が大きかったが、いずれも600円くらいで修理できたので非常に助かった。

リガーダ(Legarda)ロード

コリアン料理好きにはありがたい通りがここだ。バギオは韓国人が非常に多い。世界中どこでも多くいる中国人よりも多いのだ。バーナム公園の近くのレガーダロードの一部に並んでいて、韓国人と仲良くなると決まってここに来ることになる。我々は韓国料理が日本にいたときから好きなので、安く食べられるし有難かった。学校の食堂飯に必ず飽きが来るので、週末の外食は一つの大きな楽しみなのである。

バーナムパーク(Burnham Park)

バギオの町はバーナムパークを中心に四方に町が広がっている。公園は大きく、人々の憩いの場となっている。中央に湖(池に見える)があり、貸出ボートなどもある。バレンタイン時、マラソン大会のスタート、ゴール地点など、様々なイベントの開催地となっている。

日曜の早朝には、ズンバというダンスを人々がしている。ズンバはサークルとかではなく、誰でも自由に気に入ったグループに参加できる。

参加費は、20ペソ(45円くらい)なので気軽に参加可能。ズンバは相当難しいので慣れるまでは時間がかかると思うけど、運動不足解消とフィリピン人との交流のために行く感じでいいと思う。

ナイトマーケット

毎日夜9時から深夜まで、バーナムパーク沿いの通りに屋台がズラっと並ぶ。数百メートルくらいだろうか。ものすごいひとだかりである。以下写真は、歩道橋からの写真だ。ここはセカンドハンドの宝庫だ。

表記値段はあってないようなもの、友達と行くときはセットで安くしてもらおう。粘り強さが肝心。

 屋台の食べ物も安くて美味しいが、基本的に脂っこい。正確に覚えていないが、1皿100円未満だったはず。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

我々生徒は、門限から土曜日にしかいけないので、我々の情報は土曜日のみだが大混雑なのでスリに注意しよう。かなりの確率で皆何かしら盗まれている。財布、携帯が主な失踪品だ。常に細心の注意を。

セッションロード(Session Road)

バーナムパークからSMモールへ繋ぐ、バギオ最大の繁華街だ。と言っても規模は小さい。ここでも、生徒、先生との遭遇確率は高い。

終日賑やかなバギオのメイン通り。多数のレストラン、飲み屋が並ぶ。ここを歩けば、飲み屋探しに困ることはない。

キャンプジョンヘイ(Camp John Hay)

バギオ中心地から数キロくらいか坂を上がると、キャンプジョンヘイという元米軍キャンプの広大な場所がある。レストラン、カフェ、ホテル、ゴルフコース、乗馬場、BBQエリアなどなど、観光スポットとなっている。敷地内は緑で囲まれていて、バギオの喧騒から一時的に逃れることができる。バギオは排気ガスの匂いがすごいので、街を歩いていると気分が悪くなるときもあるので、新鮮な空気を吸いたくなったときに良い気分転換になると思う。

数百円で数十分乗馬もできる。

キャンプジョンヘイ内をジョギング中に、写真の取り合いをしたことをきっかけにフィリピン人カップルと仲良くなった。そして、その後飲みに行ったり、バスケしたりとお世話になった。家に招かれて家族にも合わせてくれたり、友人も飲みにまじったりと貴重な体験もできた。今でもたまに連絡を取り合っている。フィリピン人はとってもフレンドリー。

ラソン大会出場

バギオにもマラソン大会がいくつかあるようだ。僕が参加したのは、レインボーランというマラソンイベントである(2016/3/13)。マラソン中にカラーのパウダーをスタッフから投げつけられ、ウェアがレインボーカラーになるというのが、所以だ。我々夫婦と同期と3人で参加した。交通規制など全くないため、スタートはまさかの早朝5時。交通量の配慮だが、朝はさすがに早すぎる。

コースは3km, 7km, 15km, 21kmとなる。スタートとゴールはバーナムパークとなる。バギオは標高約1,500mの都市で、町中になかなか平坦な道が無いほど、アップダウンがあるため、かなりハードなコースだった。スタッフも参加者もほとんど現地の人なので、現地の人との交流もでき楽しい大会であった。5月頃には50kmウルトラマラソンも行われていた。バギオでのウルトラマラソンは50kmであろうと、余程過酷なものとなるのは想像に難くない。

◎山登り

バギオは山岳自体で山に囲まれているだけあり、休日に先生とハイキングに行く生徒も中にはいる。先にも書いたが、バギオは排気ガスの匂いがかなりきついため、休日にハイキングで新鮮な空気を吸いに行くのは、気持ち良い。我々も先生たちとMt.ULAP (1,846m)にハイキングしてきた。登り4,5時間、下り1,2時間となかなかしんどい山だが、普段ずっと勉強で訛っている身体をほぐすのに丁度いい。

頂上からの眺めも見応えがある。バギオの山は日本と異なり、木が少ないし土の色も異なる。木が少ない分、日本の登山のように生い茂る木々の間を通る路ではなく、山肌を歩く感じだ。

Mt.ULAPはバギオ近隣で一番高い山となる。市内からジプニーで1時間ほど。中は狭いし、揺れも激しい為、車酔いをする方には少しきつかもしれないが、アトラクション気分で楽しい。帰路の車通りの少ないエリアでは、上に乗ることもできる。

レストラン

小さな街なので、オプションにあまり困らない。その中で我々が行った中のおすすめレストランを紹介する。

Canto

ベテラン留学生やフィリピン人先生達からまず、おすすめされるのはここCantoだろう。バギオの中では少し高めだが、それでも一人700円くらいで満足できる。ビールも330mlくらいの瓶で120円くらいなので、2,3瓶飲んでも1,000円前後。因みに、Cantoの対面にあるタイレストランも美味。値段もCantoと同じくらい。裏技だが、Cantoが混んでるときはタイレストランに入り、Cantoのオーダーをしよう。その逆も然り。(特にCantoはいつも混んでいるので、並ばなければならない)もちろん、マージンなどはない。

Grunpy joe

イタリアンレストラン。ここも一人700円くらいで満足できる。しかし、お酒の提供はないので、酒飲みには辛い。味が少し濃いのが少し気になるが、お店の雰囲気も良く留学生が良くいく一つ。

Good taste

ここはほぼ100%の留学生が行くと言っても過言ではないだろう。超どでかいファミリーレストラン。美味とまでは言えないが、悪くは無い。1品1品の量も多く、大勢で行くのが一般的。そして何より安い!ビールも約80円~90円!500円もあればお腹いっぱい、ビールでほろ酔いもできる。

◎飲み会

5日間、寝る時間以外勉強すれば、唯一次の日が休みで、お酒が飲める土曜日に飲みに行きたくなるはずだ。1週間に1日だけ許される開放的な夜。我々は幸い約6か月間バギオに滞在したので、飲みに行く機会にも恵まれた。

●Red Lion

味はともかく、24時間営業という最後の行着く先となる。特に韓国人は飲むのが大好き。日本人よりもはるかに長く飲む。一次会で終わることはまずない。(人にもよるが、飲む人はほぼ100%二次会に行く)ここは、メインで行くには少し物足りない。

Rumours

繁華街セッションロードのバーナムパーク側よりに位置するパブ。中は薄暗くて、パブの雰囲気が出ている。お客さんも現地の人ばかりでローカル感を感じることができる。値段もリーズナブル。

●Concoctions

隣にナイトクラブもあり、かなり賑やかだ。立地も少し、セッションロードの繁華街から離れていて、気分転換となる。Concoctionsの下の階に、One Pieceという韓国系のパブがあり、そちらも飲むには最適だ。どちらもステージで歌っている人がいて、賑やかでいい感じだ。

 

◎カフェ

我々留学生の中で人気のあったカフェを紹介する。

Kape Umali

学校のすぐ裏側だ。ここもほぼ100%の生徒が訪れることになる。留学生のたまり場だ。しかし、例えすぐ裏側でも土日しか行けない。(門限があるため) コーヒーも美味しい、ビールも飲める、ミュージシャンがたまに演奏もしている。猫のキットカットも可愛い。我々も土日の勉強の合間や友達とよく来たものだ。店員のビアンカも人当たりが良い。

Cafe Will

女性に人気のカフェ。少し高めだが、店内は広々、お洒落な雰囲気だ。

Oh My Gulay

セッションロードのど真ん中にある。店内の雰囲気も窓から見える景色も良く快適だ。

お散歩

クイサンキャンパス、チャピスキャンパス両方とも、中心部になく山に近い立地だったので、たまに散歩をしていた。バギオは山岳都市なので、勉強の気分転換にお散歩するとすぎに景色の良い場所に行ける。

クイサンキャンパスの目の前の道路を15分ほど登ると景色が綺麗に見える。

住民の生活の様子がうかがえる。フィリピンはバスケが大人気。そこら中に、バスケットゴールがある。

チャピスキャンパスは更に山の近くにある。大通りのマルコスハイウェイから行き止まり道の奥の方なので、車通りも少なく、本当に静かなところだ。学校の目の前には山があり、勉強の息抜きに散策したものだ。

田舎道を歩いていると、何だか心が癒される気分だ。

ルームメイトと山を登り、色々話したが懐かしい。一緒に汗かいて、良い景色を見て、親睦も深まるものだ。

バスケットボール

クイサンキャンパスには体育館がある。PIAでは毎週日曜日の夜9時~11時まで留学生、先生、スタッフ、そしてPIA関係者の知り合いなどが集まって、バスケをしている。このバスケだけは、PIAの活動の一環なので門限9時を過ぎているが許されるのだ。大好きなバスケが出来て、国際交流もでき、ストレスの発散にもなる私にとって最高の機会だった。レベルはその時のメンバーによるが、フィリピン人は特にうまかった。

そこのフィリピン人の紹介で、フィリピン人の社会人バスケにも参加させてもらった。SMモールのすぐ近くだ。

キャンプジョンヘイで知り合ったフィリピン人の友達たちとPIAで国際試合を行った。比対日韓、惜しくも敗れてしまったが、初めての国際試合の経験となった。

フィリピンと聞けば、危ないイメージもあるかもしれないが、バギオ滞在半年で我々は危険な目や盗みにあったことはない。しかし、危険な目にあった学生もいると聞くし、特に町中での盗みはよく聞く話だ。外国人相手にだけ盗みをする訳でもないらしい。先生たちも、バッグは必ず前にからうと言っていた。生徒の中には、後ろから大胆にもファスナーを開けられて盗まれた人もいた。バッグを前にからう、夜出歩かない、夜飲むときは必ずタクシーに乗る(タクシーは初乗り80円~90円)、ポケットに携帯、財布を入れている場合は、ポケットに手を入れて歩く、など注意深くすれば十分に回避でき、楽しく充実したバギオライフを過ごすことができるだろう。また、バギオから少し足を伸ばし、ビーチや北部の更なる山岳地帯などへ観光もできる。我々は残念ながら、勉強第一だったので、泊りとなる遠出はしていない。しかし、卒業後にヴィガン地区、バナウェ、サガダへ観光した。その記事については、別の記事で紹介する。(記事作成中)